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回廊と庵の家

現代において戸建住宅を計画する際、動線空間(通路)を短くし、いかに機能的なプラン
に」するかという点は最重要事項の一つである。各々の部屋が集約されコンパクトにまと
められた家を敷地中心に配置することが多い。
「無駄を愉しむ」というテーマのもと、従来の考え方を捨て通路を長くした上でいかに豊
かな生活をおくれるかというプロジェクトである。
 敷地境界沿いにRC造の壁を建てる。この壁は家の壁であり塀でもある。壁の内側は二
つの回廊となっている。外側の回廊は収納、外部物置、室外機置場、洗面、キッチン等の
水廻り、採光・通風を得るための光壁などのインフラを担う。内側の回廊は中庭沿いにぐ
るっと回遊できる通路スペース。緑に面したガラスの外側には木製の縦格子が並び、自然
光の移り具合を楽しみながら移動できる。
 二つの回廊の中は大きな中庭となっており、この中庭に木造の庵のような部屋が配置さ
れる。各々の庵は壁の三面が外に面している為、三方に窓を設置することができ明るく風
通しの良い空間である。また天井高、屋根形状、内装が自由なので用途にあった空間がつ
くりやすい。庵がばらばらに配置され、中庭は大きな庭、小さな庭、デッキスペース等楽
しく変化のある外部空間が出来上がる。
また木造の庵は将来必要がなくなった場合、減築する、広くしたい場合は庵部分のみ増築
する等、改修工事も比較的容易である。

photo


spec

所在地
岐阜県
計画
2015
敷地面積
232.11屐70.2坪)
延床面積
100.77屐30.5坪)
構造
RC造+木造
規模
平屋建て
用途
専用住宅
担当
寺下